松坂桃李が主演を務める映画『あの頃。』より追加キャストが新たに発表、併せて、本作の劇判を音楽界で話題沸騰中のアーティスト・長谷川白紙が担当していることが明らかになった。

本作は、神聖かまってちゃんの元マネージャー・劔樹人によるハロー！プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」（イースト・プレス刊）を実写映画化。ハロー！プロジェクトのアイドルにのめり込んでいく主人公・劔（つるぎ）を『娼年』(18)、『新聞記者』(19)などの話題作で様々な役柄に、果敢に挑み続ける松坂桃李が演じる。

今回解禁されたのは、劇中で主人公・劔（つるぎ）がハロプロにハマるきっかけとなったアイドル・松浦亜弥役のキャスティング。演じるのは、同じくハロー！プロジェクトのアイドルであるBEYOOOOONDSの山﨑夢羽。映画化の情報解禁時から、誰が”あやや”を演じるのかと、ハロプロファンの間で話題となり、予想合戦もされていた。

今回重要な役どころを射止めた山﨑は、松浦に対して、「歌もダンスもトークもひとりですべて完璧な方という印象で、松浦さんは”本物のアイドル”だなと思います。歌の勉強をする時には、いつも松浦さんの曲を聴いて、こんな風にやってみようと研究しています」と打ち明け、今回、尊敬する松浦を演じるにあたり、「こんなに嬉しいなということはないです」と満面の笑みを見せる。また、撮影を終え、「歌って踊るシーンではなかったので、どうやって松浦さんを表現したらいいのかが難しかったです。でも、応援してくださっている方に雰囲気が松浦さんに似ているねと仰っていただくことがあったので、このまま頑張ろうという気持ちで取り組みました。精一杯出来たと思います！」と振り返った。

また、劇中の音楽を担当したのは、長谷川白紙。ネットの音楽シーンから頭角を現し、ミュージシャンや若い音楽好きからも絶大な支持を集めている新進気鋭の音楽家。現在は音大で学びながらソロ・アーティストとして活動している。長谷川が映画の劇伴を担当するのは本作が初。
＜長谷川白紙（音楽担当）コメント＞
この映画の台本を初めて読ませていただいた瞬間が今でも強く記憶に残っています。わたしはそこから、偶像を媒介した時間に込められた、底抜けに楽しくてそして虚しい狂騒を感じたのです。とても狭い世界の中ですべてを笑い飛ばして何もかも無効化してしまう、そういった本来は秘匿されているようなくるった規範を公の場に楽しく差し出すことのお手伝いができたと感じています。この大役を任せてくださり、ありがとうございました…！

2021年2月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー