本格的な役作りで華麗に変化…松山ケンイチ最新作『BLUE/ブルー』は負け続きボクサー!!場面写真到着。

(C)2021『BLUE/ブルー』製作委員会
3月15日(月)

『ヒメアノ~ル』(16)、『犬猿』(18)の𠮷田恵輔が監督・脚本を務める、映画『BLUE/ブルー』より、新た田に場面写真が解禁された。

監督はリアリティ溢れる描写で人間の光と影を表現し続ける𠮷田恵輔。30年以上続けてきたボクシングを題材に、自ら脚本を書き上げ、「流した涙や汗、すべての報われなかった努力に花束を渡したい気持ちで作った」と語る本作は、成功が約束されていなくとも努力を尽くす挑戦者たちの熱い生き様を描いた青春映画だ。

主演は、演技派俳優として確固たる地位を築く松山ケンイチ。情熱はあっても才能が無い、試合には勝てない主人公・瓜田を熱演。松山は、役柄によって変幻自在にビジュアルを変え、説得力を持たせる徹底した役作りと、その確かな表現力で演技派俳優の称号を欲しいままにしている。夭逝した天才棋士・村山聖の生涯を描いた映画『聖の青春』において、実在した鬼気迫る天才を演じるために約20キロの増量をしたことは、広く知られた話である。ほかにも『GANTZ』では7kg増量を行うなど、“その役になりきる“ことを何よりも優先する松山の役作りは体重の増減で語られることが多いが、『NANA』に出演した際、一晩でベースを一通り弾けるように練習したというエピソードも見逃せない。『ノルウェイの森』で繊細な感情の揺れを見せたかとおもうと、『珍遊記』ではお尻を披露、北海道が舞台の映画『ホテルローヤル』では青森弁を織り交ぜるなど、出演する作品の中で光るものを見せつけ続けてきた。


そんな彼が、元々は断ろうと思っていたというのが本作『BLUE/ブルー』である。ボクシングと関西弁は見る人が見れば、嘘がバレてしまうというリスクを孕んでいるというがその理由だったのだが、今回は2年間という時間をかけてじっくり負け続きのボクサーという役柄を憑依させていった。今回は、ムキムキに身体をつくりあげるのではなく、佇まいを本物にするというアプローチを行った。
縄跳び、ミット打ち、サンドバック、防御の練習など、一般的なトレーニングをこなしつつも「大事にしたのは、ジムにずっといること。練習している人や、トレーナーがどういう掛け声でミットを打っているかとか、常に見ていました」と語る。長い時間をかけてジムでのボクサー雰囲気を身につけたからこその、納得の演技・まなざしをぜひ堪能してほしい。

4月9日より新宿バルト9他、全国ロードショー

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作品紹介

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