チャドウィック演じるアンドレ刑事の凄さも分析!『21ブリッジ』元捜査一課刑事・佐々木成三氏<徹底解説>映像到着!

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4月5日(月)

元埼玉県警察本部刑事部捜査第⼀課警部補・佐々木成三氏が、映画『21ブリッジ』を解説したスペシャル映像が到着!捜査のプロ・佐々木氏が自身の経験を交えながら独自の視点で本作の魅力を語っている。

本作について「刑事の葛藤だったり、それぞれのストーリーの中において判断をどうすれば良いのかという難しさだったり。犯罪者の心理的なものもかなり表現されていました。」と多角的な視点で楽しめる作品であったと絶賛。「アクションも面白かったですし、展開がドンドン早くなっていく中で、息ができる時間がないというか、休む時間がない」とスリリングな展開にのめり込んでいったと感想を語る。
さらに日米の捜査を比較して「銃社会と銃社会ではない(場合の)、警察の取締りの仕方というのがかなり違う。」と元刑事ならではの興味深かったポイントを解説。また、主人公アンドレ刑事については「場面場面でちゃんと冷静に判断出来ている刑事だなっていうのは感じました。同僚があそこまで射殺されている状況になっていると、現場の警察官も感情的になってしまう。それを抑えるためにも指令で“生きて確保しろ”とずっと話をしていた。」と真相を掴むために冷静に行動するという刑事としての資質を評価する。
マンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖して、犯人を閉じ込めて追跡するという壮大なスケールで描かれた本作。”事件の実況見分のため⼀時的にレインボーブリッジを止めた事例はある”と過去の例を出しつつ、「事件捜査で東京近県につながる橋を全て封鎖したことは無いですし、リアルで言うとそこまで警察官の数が追いつけないというのと、短時間では出来ない。」と日本に置き換えた場合の難しさを説明。映画では「指揮がしっかりしていて、警察官が能動的に動いてるような、“絶対捕まえてやるぞ”という、その強い意識があったからこそ出来た事。」と、”マンハッタン島完全封鎖”をやってのけたアンドレ刑事たちの信念の強さを賞賛する。
「刑事としては全てが盛り込んである」と本作に太鼓判を押す佐々木氏は、「⼀番インパクトがあったのは、周りの警察官がたくさんいる中、(アンドレ刑事が)歩いていくシーン。なんのためにオレは今まで刑事をやっていたんだというのが顔の表情に現れていた。」とゴールデングローブ賞を受賞し、現在アカデミー賞にもノミネートされている名優チャドウィック・ボーズマンの演技力にも称賛を贈った。

元捜査一課刑事・佐々木成三氏<徹底解説>映像

4月9日(金)より全国ロードショー

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作品紹介

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