トランスジェンダーの新しいアイコンとして注目される、サリー楓を追ったドキュメンタリー映画『息子のままで、女子になる』公開決定!

(C)2021「息子のままで、女子になる」
5月13日(木)

新世代のトランスジェンダーのアイコンとして注目されるサリー楓が、“女性”として踏み出した瞬間を追ったドキュメンタリー映画『息子のままで、女子になる』(英題:You decide.)が6月19日(土)より、全国順次公開されることが決定した。

本作は日本映画史上初、ロサンゼルス・ダイバーシティ・フィルムフェスティバルでドキュメンタリー賞を受賞し、数多くの海外映画祭にて評価・注目されている。監督は、ニューヨークで映画製作を学び、三宅洋平の選挙活動を撮った『選挙フェス!』(15年)が話題になった、新進気鋭の監督・杉岡太樹が務める。

慶應義塾大学で建築を学び、大手建設会社に内定し、8歳からの夢だった建築家としての未来を歩み始めた楓。男性として入学し、女性として卒業し、社会に出ていく中で、彼女は世間にある“トランスジェンダー”という既成概念に疑問を抱く。そして自らのビューティーコンテスト出場、LGBT就職支援活動、講演活動などを通し、これまでのステレオタイプとは違う、新しいリアルな“一個人”としてのトランスジェンダー女性像を打ち出そうとする。
しかしそんな中で楓の心には、父親の期待に応えられなかった息子としてのセルフイメージが残っていた。新しい自分、本当の自分として世界に出た時に、家族はそれをどう受け止めるのか。その対話にもカメラは同行する。

さらに楓は日本の“トランスジェンダー”を代表する存在である、はるな愛との対話を通し、世間の求めるレッテルに抗うがあまり、いつの間にか自分もがんじがらめになって「闘い過ぎている」ことに気づかされる。何かを志し、何かを変えようとしたことがある人であれば、誰もが経験するだろう挫折、葛藤……。そこには、“自分らしく”生きるためにもがき苦しむ、青春の1ぺージがあった。
世界トップ5のビューティーコンテストのディレクターで、今秋に日本で初開催するプラスサイズ女性のビューティーコンテスト「Today's Woman」を主催するスティーブン・ヘインズがエグゼクティブプロデューサーを務めた。

サリー楓と共にLGBT就職支援活動を行う株式会社JobRainbow代表の星賢人・星真梨子、日本アカデミー賞2冠に輝いた映画『ミッドナイトスワン』の脚本監修を務め、女の子になりたい男性を応援する「乙女塾」を主宰する西原さつき、浄土宗の僧侶でミス・ユニバース世界大会のメイクを担当し、Netflixの人気番組『クィア・アイ』日本シリーズに出演した西村宏堂など、新時代の旗手たちが登場するのも見逃せない。

『息子のままで、女子になる』予告編

予告編解禁に合わせ、映画へのコメントとコメント動画が到着。本作に出演したはるな愛は、「この映画で描かれているのと同じような悩み、生きづらさを感じている方がたくさんいると思います。そういう方が、リアルな親子関係を見て、どう思うか、どう感じるか、ということを、家族の中で話し合っていただける機会になればと思って います。」と、コメント動画で本作への思いを寄せた。

『息子のままで、女子になる』コメント動画映像

6/19(土)よりユーロスペース他全国順次公開!6/26(土)より名古屋シネマスコーレ公開決定!大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館ほか順次公開劇場続々決定!!

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作品紹介

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