構想10年。異色すぎるエンターテイメント『ポプラン』初日舞台挨拶オフィシャルレポート到着!

(C)映画「ポプラン」製作委員会
1月17日(月)

国民的大ヒット映画『カメラを止めるな!』、『スペシャルアクターズ』に続く、上田慎一郎監督実写長編映画第3弾『ポプラン』がついに公開!公開初日となる1月14日、都内で初日舞台挨拶が行われ、主演の皆川暢二、共演の徳永えり、アベラヒデノブ、そして上田慎一郎監督が登壇した。

構想10年という念願の作品完成に上田監督は客席を眺めながら「構想10年、最後にこんな景色が待っているとは…」と感無量で「この作品はいつもと違った感覚。今まで一番自分が染みこんでしまったかのような、こそばゆい感覚。まるで自分の裸を見ているかのような。皆川さんと一緒に全裸で戦ったつもりです」と新境地を宣言した。

失くしたイチモツ=ポプランを探す田上役の皆川は「上田監督と一緒に楽しく宣伝が出来たのはいい経験になりました」とSNSなどでのPR活動に手応え。ポプランを追いかける撮影を振り返り「真夏の撮影だったこともあり、ポプランを追いかけている瞬間に学生時代を思い出しました。絵日記に描けそうなイベントで、ポプランとの戯れがいまだに体に染みついています」と笑わせた。

ただ肉体的にはかなりハードだったようで「とあるシーンでは両足がつりました。まさかここまで体を使うことになるとは思わず。毎日撮影だったので、マッサージすらも効果がない状態でした」と熱演を報告した。

田上の別れた妻を演じた徳永は、皆川の熱演について「お一人でポプランを追いかけている時に悶えて苦しみ、私はそれをただ見ているだけ。大丈夫かな?と心配でした。何をやっているんだろう?とも。でもそんな生のリアクションが自分の役に活きました」と感謝。田上の元ビジネスパートナーを演じたアベラは、この日の自らのアロハファッションに触れて「これは役衣装ですよ!それで舞台上に来てみたものの…冬にこの格好は全裸に近いので恥ずかしい!」と一人で照れていた。

舞台挨拶後半には「仕事をする上で大切にしていること」を全員に質問。アベラは「舞台挨拶で後悔しないように、最後までしっかり喋ってピリオドだけは打つ」ことを意識しているという。上田監督は「挑戦があること。毎回映画を作るときに挑戦があることが自分のモチベーション。『ポプラン』も、このアイデア自体を映画化することがチャレンジでした。挑戦がないと映画は撮れません」と実感を込めていた。

徳永は「勇気を出すこと。キャラクターを演じる上でも、準備したものを壊す勇気が必要。その先に自分の知らない景色が待っているはずだから」と明かし、皆川は「人とのつながりを大切にすること。人とのつながりで今日もこの舞台に立てていると思う」と人との奇縁を一番に挙げていた。

最後に主演の皆川は「映画を見た後と前では違う感想を抱いていただけるのではないかと。それを楽しみにしています」とSNSでの感想コメントに期待。上田監督は「物語の受け取り方や面白がり方が人によってバラバラ。それが面白い。映画を観終わった後に語り合ったりして、観た人の頭の中で上映がどれだけ続くのか。皆さんの頭の中で上映が長く続く映画になれば嬉しいです」とロングランヒットを願っていた。

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