“禁断(タブー)”が産まれるまで…『LAMB/ラム』アダスケッチ&ストーリーボード&制作秘話がついに解禁!!

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10月3日(月)

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』『スイス・アーミー・マン』などを手掛け、話題作を次々と世に送り出す気鋭の製作・配給会社「A24」が北米配給権を獲得し、カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや観客を騒然とさせた衝撃の話題作『LAMB/ラム』。

公開館数36館にも関わらず、公開3日間で観客動員数2万人、興行収入3千万円を超える大ヒットスタートを切った本作だが、SNS上では、「超かわいい」「ぬいぐるみ欲しい」「どうやって撮ってるの?」等、羊から産まれた羊ではない“何か”=“アダ”に夢中になる人が続出している。そんな本作のアイコンとも言える“アダ”はどのようにして誕生したのか?本作が長編デビューとなるヴァルディミール・ヨハンソン監督から着想や撮影秘話が明かされた!
幼少期に祖父母の羊牧場で時間を過ごすことが多かった監督。そんな彼にとって羊は身近な存在だったようで「アダのインスピレーションは、祖父母が牧羊をしていたことから来ていると思います」と語る。気になるアダのビジュアルについては「美しくて、面倒を見たくなる姿を心がけて作りました」とのこと。そんな監督のアイディアが落とし込まれたアダのプロダクションデザインスケッチ3点が初公開!



ヨハンソン監督は物語を作り上げるために、先ずは画像や自身のドローイング等を集めたムードボードとグラフィックノベルの制作に取り掛かった。監督にとって"ビジュアル"は映画作りの出発点であり、物語を伝える上で最も重要な要素なのだという。

今回は監督が描いた本作のストーリーボードの一部も解禁!それぞれ最終的にどのようなシーンに仕上がったのかは映画本編で確かめていただきたい。





また、アダの撮影においては、これまで「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2(12)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)など数々の特殊効果を担当してきた監督の手腕が存分に発揮されている。アダはどのように撮影されたのか。「現場ではまずパペットで撮影し、次に同じシーンを子供で撮影、最後に羊を入れて撮影しました。なるべく撮影した映像を使って表現したかったので、VFXを使わないように心がけていました。ただし合成した際に、頭が大きく動いてしまっていたところはVFXで羊の頭を作りました。そのように頭と体の連動に気をつけながら撮影しました」。工程を分け、アダの表現に時間と創意工夫が重ねられたという撮影秘話を明かした。アダを描く点で注意したのは「映画を見ている人に『アダの姿をはっきりと見せられないんだな』と思わせないこと」だという。映画では描くことが難しい部分に、そもそもカメラを向けないことで済ますことができるが、本作で監督は妥協をしなかった。目論見通り、アダの衝撃的でありながらリアルな存在感はじわじわと日本の観客の中でも話題を呼んでいる。観る者を夢中にさせる”禁断(タブー)”をぜひ劇場で堪能してほしい。

大ヒット公開中!!

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