『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ最新作『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』より、日本語吹替版スペシャルフッテージ映像が世界初解禁された。
ローハン国史上最強の王と称されるヘルム王。今回到着したのは、その語り継がれる角笛城の伝説、そして"あの指輪"をめぐる冒険へと繋がる“伝説の戦い”の幕開けとなる本編映像を含んだ8分超えのスペシャルフッテージ映像だ。王国の脅威となったウルフ(CV:津田健次郎)率いる大軍勢によって、角笛城へと追われたヘルム王(CV:市村正親)と主人公ヘラ(CV:小芝風花)たち。映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズに登場したミランダ・オットー演じるエオウィン(CV:坂本真綾)のナレーションで始まる本編映像では、極寒の猛吹雪の中、ローハンの民たちは砦の中で最後の時を待つ。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』でも響かせた笛の音が本作でも鳴り響き、それを合図に姿を現したのは、拳ひとつで敵をなぎ倒す“槌手王(ついしゅおう)・ヘルム”。戦いで傷を負って寝込んでいたはずの王が姿を現し、毎晩、笛の音を合図に次々と敵を討ち取り、敵たちが名状しがたい恐怖に震え上がる様子が描かれている。
消えたヘルム王の姿を追い、雪山にでた王女ヘラが遭遇するのはモルドールの指示によって指輪を集めるオークたち。トロルのような獰猛な怪物の餌食になろうとするヘラを救うためヘルム王が姿を現す。巨大な怪物の角を強烈な一撃でへし折り、そこから怪物との対峙が始まる…果たしてヘラの運命は!?
■『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』スペシャルフッテージ映像
“手描きアニメーション”に徹底的にこだわった本作に、日本の制作スタジオ「Studio Sola Entertainment」の元に、MAPPA、Production I.G、STUDIO4℃といった、日本が世界に誇るトップクリエイターたちも集結!吹雪の中のリアリティあふれる圧倒的な描画力から垣間見える。さらに全米3000館以上、さらに全世界で数万スクリーンに及ぶ拡大公開が決定している本作は、世界各国から豪華声優陣が集結した日本語吹替版の上映リクエストも殺到している。日本語吹替版は、市村正親、小芝風花、津田健次郎の他、中村悠一(フレアラフ)、本田貴子(オルウィン)、森川智之(ハレス)、入野自由(ハマ)、山寺宏一(ターグ将軍)など豪華吹替キャストが集結。フッテージ映像では、<中つ国>の運命を左右する戦いと、ローハンの民の未来を一人託され、「死」をも覚悟した主人公ヘラの壮絶な戦いが、吹替版でより鮮明にエモーショナルなドラマとしてたっぷりと描かれている。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズすべての脚本を手掛け、本作のストーリー原案を担った製作フィリッパ・ボウエンは主人公について語る。「『指輪物語 追補編』に綴られた本作のストーリーにすぐさま惹きつけられた理由の一つは、この名もなき女性の存在でした。彼女は戦いの中核をなす存在にもかかわらず、原作では名前を与えられていません。原作者トールキンは、決して彼女を忘れてしまったわけではないと思うんです。単に彼女の物語について語りきれなかったのではないでしょうか。ですから、彼女について深堀りできるのはとても興味深い作業でした。原作者トールキンはある書簡の中で、“語られていない物語の中にこそ、最も奥深い物語があるのかもしれない”と述べています。私たちは原作の壮大な世界に再び足を踏み入れ、そこに書かれている物語をすべて引っ張り出しました。ファンタジー満載のクリーチャーも登場するけれど、やっぱり物語は人間を描くこと。人間としてどんな選択をするのかという物語です。それがトールキンの物語の強さだと思っています」とトールキンの言葉に導かれるように、原作の壮大な世界に眠る秘められた物語を丹念に掘り起こしていったことを明かしている。そして「すべての『ロード・オブ・ザ・リング』ファンの皆さんに期待いただける、実写映画の意志を受け継いだ作品になっています。ファンの皆さんだけが分かる隠し要素も盛り込んでいますので、見つけてもらえるのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。
12月27日(金)全国劇場公開!吹替/字幕版同時公開※一部劇場除く