『哀愁しんでれら』の公開を記念して、各分野で活躍されているアーティストの方々とのコラボが実現!公開に先駆けて本作を鑑賞いただき、感じた映画の世界を各々の手法で表現してもらった。コラボアートに参加したのは、フードコーディネーターから書道アーティスト、切り絵創作家、コラージュアーティストなどジャンルの垣根を超えた総勢7名のアーティスト。各アーティストの“作品に込めた思い”も以下にて紹介。独特の世界観を堪能しながら公開を期待してお待ちいただきたい。
■森映子(フードコーディネーター・フーディーテーブルアンバサダー)(Instagram)
主人公小春になったつもりで小春風朝食を作りました。でもこの妻の座は夫大悟と娘にとっては誰でもよかったのではないか?と感じたので大悟の手によって妻の顔を取り換えようとしている場面をトーストアートを使って表現してみました。
■原愛梨(書道アーティスト)
3人それぞれの名前を使ってシルエットを書いてます。家族の歪んだ愛情をテーマにした作品です。花や蝶もこの映画のキーワードで書いています。幸せそうな家族に隠れている異常な愛の重さや不気味さ、そして衝撃のラストが近づいている様子を言葉、文字、絵を使って表現しました。
■梅田啓介(おべんとうアーティスト)
劇中で印象的だった料理を取り入れながら、哀愁しんでれらのイメージをおべんとうに投影しました。おかずは、不穏なひじき、焼きすぎた焼肉、5円玉ふうちくわ、ライオンふうポテサラ(カレー味)。食べてみると、焼きすぎた焼き肉は香ばしく、どのおかずも意外とゴハンが進むものばかり…映画本編と同じく、中毒性のあるおべんとうに仕上がりました。
■切り剣Masayo(切り絵創作家 福田理代)
主人公が2人と過ごすうちに最高の幸せから少しずつ転落の方へ向かって行く様子を、パールやドレスの布などの美しい物で徐々にがんじがらめになって行く姿に重ねて制作しました。
■ベルコルノ 伊藤雄⼀(ラテアーティスト)
作品の持つ美しさと狂気性が、ラテアートにした時に一番映えるように意識して絵柄と構図を考えました。
■Q-TA(コラージュアーティスト)
劇中で印象的に描かれる「耳鳴り」のシーン。そこから始まるドロっとした静かな狂気を表現。
■茂本ヒデキチ(墨絵アーティスト)
この映画は実にカラフル!!映像が色彩豊かなほど効いてくるその後の顛末。私のこの絵はウラハラ表現として、一番幸せなシーンを敢えて得意なモノクロで描きました。
2021年2月5日(金)全国公開