埼玉県秩父の山深い村に暮らす小林ムツさんは、60歳を過ぎた頃から、夫の公一さんとともに丹精込めた段々畑をひとつまたひとつと閉じ、そこに花を植えてきました。毎日コツコツ、その数、1万本以上。ムツさんは言います。「長い間お世話になった畑が荒れ果てていくのは申し訳ない。せめて花を咲かせて、山に還したい・・・」「いつか人が山に戻ってきたとき、花が咲いていたらどんなにうれしかろう。」暮らす人が年々いなくなるその村は、春、色とりどりの花に包まれるようになりました。でもやがて、ムツさんにつらい出来事が…。
放送を重ねるたびに多くの人を魅了し、「涙が止まらない」「心が洗われる」「後世に遺すべき名作」と、今もなお感動の声がやまないNHKの人気ドキュメンタリーシリーズ「秩父山中 花のあとさき」の待望の映画化。
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花のあとさき ムツばあさんの歩いた道
(C)NHK
2020年6月1日(月)公開