ホテル・ハイビスカス

ホテル・ハイビスカスを営んでいるのは、腕白でお転婆な小学校3年生の少女・美恵子をはじめ、バーで働きながら一家を支えている美人の母ちゃん、三線(さんしん)とビリヤードが得意な父ちゃん、黒人とのハーフのケンジにぃにぃ、白人とのハーフのサチコねぇねぇ、そしてくわえタバコのおばぁ。ホテル・ハイビスカスは一泊四千円だが、今なら沖縄料理付きで三千円。でもお客さんが泊まれる部屋はひとつしかない。変わったホテルである。ある日、美恵子、ガッパイ、ミンタマーの3人はガジュマルの木に宿る精霊、キジムナーを探しに出発する。米軍基地の中に潜入した3人は、「まやー食いおばぁ」と出会う。まやー喰いおばぁは、死んだネコの皮を剥いで食べると噂される老婆だ。ホテル・ハイビスカスでは31周年と3カ月と3日目の創立記念日ということで、大抽選会が催される。父ちゃんには泡盛1年分、おばぁにはお線香1年分と、みんなに素敵なプレゼント。美恵子が当てたのは、全自動洗濯機。そして母ちゃんには、なんとアメリカペア旅行のチケット。そして美恵子は母ちゃんに代わって洗濯したり、朝ごはんを手伝ったり。ある日アメリカから、でっかい目覚まし時計と母ちゃんからの手紙が届く。美恵子はその手紙を父ちゃんに届けようと、ひとりバスに乗り込んだ…。お盆がやってきた。母ちゃんとサチコはまだ帰ってこない。美恵子はからかったクラスメートに石をぶつけてしまう。おかげで父ちゃんからは大目玉。思わず家を飛び出してしまう。夜になり、誰もいない公園で、美恵子は自分にそっくりな多恵子という名の少女と出会う。
公開日
2003年6月14日(土)
監督
中江裕司
脚本
中江素子 中江裕司 仲宗根みいこ
撮影
高間賢治
音楽
礒田健一郎
出演
蔵下穂波 余貴美子 平良とみ 登川誠仁 照屋政雄 ネスミス 和田聰宏 亀島奈津樹 西田尚美 村上淳 大城美佐子 吉田妙子
製作年
2002
製作国
日本
上映時間
92
配給会社
シネカノン

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