ライフ・アクアティック

(C)TOUCHSTONE PICTURES
海洋冒険家にしてドキュメンタリー映画監督のスティーヴ・ズィスーは、探査船ベラフォンテ号を持ち、映画制作集団”チーム・ズィスー”を率いる。ズィスー作品はこの9年間ヒットがなく、資金繰りもままならない状態だった。人気回復できる傑作を撮るべく、ズィスーは”ジャガーザメ”を追跡しようと、エレノアの元夫で、天敵のカリスマ海洋学者アリステア・ヘネシーの海洋研究所に侵入する。
公開日
2005年5月7日(土)
監督
ウェス・アンダーソン
脚本
ウェス・アンダーソン ノア・ボーンバック
撮影
ロバート・D・イェーマン
音楽
マーク・マザースボウ
出演
ビル・マーレイ オーウェン・ウィルソン ケイト・ブランシェット アンジェリカ・ヒューストン ウィレム・デフォー ジェフ・ゴールドブラム マイケル・ガンボン バッド・コート
製作年
2004
製作国
原題
THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU
上映時間
119
INTRODUCTION
『アンソニーのハッピー・モーテル』(96)、『天才マックスの世界』(98)、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)で”天才監督”として高く評価されたウェス・アンダーソン監督。彼の最新作がこの海洋アドベンチャーである。偉大な海洋探検家と尊敬されていた中年男と、まるでファミリーのような部下たちとの非日常的な海の上の暮らしぶりを描いている。スティーヴ・ズィスーを演じるのは前2作に出演し、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)でアカデミー賞にノミネートされたビル・マーレイ。共演はオーウェン・ウィルソン、アンジェリカ・ヒューストンに加え、ケイト・ブランシェット、ウィレム・デフォーら演技派のハリウッド・スターたちも参加した。本作では幻想的な架空の海洋生物を『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93)の監督ヘンリー・セリックが担当し、デヴィッド・ボウイの70年代の名曲の数々を『シティ・オブ・ゴッド』(02)のセウ・ジョルジにポルトガル語でボサ・ノヴァ調にカヴァーさせるなど、隅々まで凝っている。
STORY
海洋冒険家にしてドキュメンタリー映画監督のスティーヴ・ズィスー。彼の作品『水中の生活 探検 第12話「ジャガーザメ」パート1』がロカスト映画祭で上映される。ズィスーは探査船ベラフォンテ号を持ち、映画制作集団”チーム・ズィスー”を率いる。撮影担当のヴィクラム・レイ、潜水員のボビー・オガタ、編集・音響担当のレンゾ・ピエトロ、物理学者で映画音楽の作曲も手がけるウラジミール・ウォロダルスキー、いつもトップレスの記録係アン・マリー・サコヴィッツ、保安担当なのにギターを弾き語ることが多いペレ・ドス・サントス。彼らののどかな場面から、一転して、事故が起こる。ウブヤミウェ半島沖のリーフを探検中、”体長10メートルで、背中にまだら模様がある、サメのような魚”と遭遇し、エステバンが食われてしまったのだ。突然の悲劇的な幕切れに、上映後の質疑応答は盛り下がる。しかも、タイトルに”ジャガーザメ”とあるのにその映像がないため、誰もがその存在自体を疑い始めていた。実はズィスー作品にこの9年間ヒットがなく、資金繰りもままならない状態なのだ。人気回復できる傑作を撮るべく、ズィスーは”ジャガーザメ”を追跡しようと、エレノアの元夫で、天敵のカリスマ海洋学者アリステア・ヘネシーの海洋研究所に侵入。ハイテクの追跡システムからエスプレッソ・マシーンまで盗む。さらに、サメの回遊ルートに1日でも早く近づくため、アン・マリーの忠告を無視し、非警備水域へ進路を取る。ネッドが見張り当番の日、言葉が通じぬ凶暴な海賊たちが襲って来た。果たして、”チーム・ズィスー”の運命はいかに!
CASTING
●ビル・マーレイ 1950年生まれ。イリノイ州出身。79年「ミートボール」で映画デビュー。03年「ロスト・イン・トランスレーション」でゴールデン・グローブ賞最優秀男優賞受賞。主な出演作は、「ゴースト・バスター」シリーズ、「天才マックスの世界」(98)、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)など。 ●オーウェン・ウィルソン 1968年生まれ。テキサス州出身。96年「アンソニーのハッピー・モーテル」で映画デビュー。主な出演作は、「アルマゲドン」(98)、「ホーンティング」(99)、「シャンハイ・ヌーン」(00)、「ミート・ザ・ペアレンツ」(00)、「エネミー・ライン」(01)など。 ●ケイト・ブランシェット 1969年オーストラリア生まれ。98年「エリザベス」でゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞受賞。主な出演作は「オスカーとルシンダ」(97)、「リプリー」(99)、「シッピング・ニュース」(01)、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「アビエイター」(04)など。 ●アンジェリカ・ヒューストン 1951年生まれ。カリフォルニア州出身。85年「女と男の名誉」でアカデミー賞助演女優賞受賞。主な出演作は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(81)、「敵、ある愛の物語」(89)、「グリフターズ/詐欺師たち」(90)、「アダムス・ファミリー」シリーズ(91、93)、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)など。 ●ウィレム・デフォー 1955年生まれ。ウィスコンシン州出身。81年「天国の門」で映画デビュー。86年「プラトーン」でアカデミー賞助演男優賞候補。主な出演作は、「ストリート・オブ・ファイアー」(84)、「ワイルド・アット・ハート」(90)、「イングリッシュ・ページェント」(96)、「スパイダーマン」(02)など。
配給会社
BVIJ

ShareSNSでシェアしよう!

TOP