フライボーイズ

第一次世界大戦。アメリカは中立の立場で参戦せず。その頃、テキサスの若者ローリングスは、実家の900エーカーの農場を差し押さえられてしまい、州外への退去を余儀なくされる。彼は、ニュース映画で戦闘機のパイロットたちの活躍を知り、新天地であるフランスへと向かった。フランスのラファイエット戦闘機隊に参加したローリングスは、ジェンセンやロウリー、元プロ・ボクサーのスキナー、ビーグルたちと出会う。司令官のセノール大佐は、そんな素人たちを温かく迎え入れるのだった。ローリングスたちは、パイロットとしてのトレーニングを受ける。そんな時、ローリングスは不時着事故を起こしてしまう。彼を助け介抱したのは、若いフランス人女性ルシエンヌだった。その美しさに彼は、ひと目で魅了されてしまうのだった。遂にローリングスと仲間たちに初陣の日が訪れる。戦いは散々だった。仲間の死を乗り越え、2度目の出陣で初めて敵を撃墜した。ある日、ルシエンヌの家の近くにドイツ兵が迫っていることを知り、ローリングスは救出に向かう。ルシエンヌは敵の銃弾を浴びて重傷を負ったが、命を取り留めた。そして、戦闘機乗りと親しくなることに不安を抱いていたルシエンヌは、ローリングスを心から愛するようになる。ドイツ軍の巨大な飛行船がパリに向かってくる。ラファイエット戦闘機隊は、パリ爆撃を阻止するため急いで基地を飛び立つ。そして、これまでにない、過酷な戦闘が始まるのだった。