東ベルリンから来た女
(C)SCHRAMM FILM / ZDF / ARTE 2012
ベルリンの壁崩壊の9年前。1980年夏、旧東ドイツ。田舎町の病院にひとりの美しい女医がやって来た。彼女の名はバルバラ。かつては大病院に勤務していたが、西側への移住申請を政府に撥ねつけられ、秘密警察<シュタージ>の監視付きでこの地に左遷されてきたのだ。
新しい病院の同僚アンドレから寄せられるさりげない優しさにもシュタージへの“密告”ではないかと猜疑心が拭いきれない。西ベルリンに暮らす恋人ヨルクとの秘密の逢瀬や、自由を奪われた毎日に神経がすり減っていく。
そんなバルバラの心の支えとなるのは患者への献身と、医者としてのプライド。それと同時に、アンドレの誠実な医師としての姿に、尊敬の念を越えた感情を抱き始める。しかしヨルクの手引きによる西側への“脱出”の日は、刻々と近づいていた―。
2012年のベルリン国際映画祭でクリスティアン・ペツォールトが銀熊賞(監督賞)を受賞。
- 公開日
- 2013年1月19日(土)
- 撮影
- ハンス・フロム
- 音楽
- シュテファン・ヴィル
- 製作年
- 2012
- 製作国
- 独
- 原題
- BARBARA
- 上映時間
- 105
- 映倫
- 99
- 配給会社
- アルバトロス・フィルム